
9月19日(土)のからだ学では、講師に萩原 寛治さん(心身統一合氣道 豊中・吹田江坂教室 代表)をお招きして、合氣道の考え方に基づく呼吸と身体のメカニズムについて学びました。
その道を極める「道」という考え方
「合氣道」と聞くと、何か特別な武道や武術のひとつかな・・・と想像しがちですが、萩原さんのお話を聞くうちに、日本の歴史や文化ともよくよく重なるお話だなという点が見えてきます。
私たちの身の回りには合氣道以外にも「〇〇道(どう)」と名の付くものがありますよね。「剣道」「柔道」といった武術系のものから「書道」「華道」「茶道」といった文化的なものまで、幅広く存在しています。
これは日本人の精神性にもつながるところで「単に技術や知識を覚えるだけでなく、その行いを通じて人間性を高めること(精神修養)を大切にしている点が共通しているそうです。
この「道を究める」という意味がひろがって、野球道とかサウナ道とか現代な使用法がドンドン広がるのは、日本人の極めたい体質がよく表れているとも言えますね。


呼吸と身体や筋肉との関係
浅い呼吸と深い呼吸の違いを学んだ後は、呼吸を整えることで心や身体が整うというデモンストレーションを皆で体験しました。
呼吸を整える前と後で、明らかに自分や相手の身体の安定感が違っていることが体感できます。特別な筋トレをしなくても、呼吸を整えることで体や筋肉の動きが全く変わる体験をした参加者からは「へぇ~、不思議!」と驚きの声が溢れました。


糸でつった5円玉が自分の意志で動き出す!?
次に学んだのは、「自分の心が身体を動かしている」ということ。これだけ聞けば「当たり前やん!」とつっこみたくなりますが、意外と面白い実験をしました。
A4用紙に〇を描き、その中心をとおる十字線を引きます。
長さ20㎝程の糸で5円玉を括り付け、片手でその糸をつまむと、紙に描いた十字線から2~3cm浮かせて静止させます。
自分の腕を固定したまま、心の中で『回れ・・・回れ・・・』と強く思うと、腕を固定しているはずなのに、5円玉がクルクル回り始めます。
原理としては、心の動きに筋肉が連動して目に見えないくらいの微妙な運動を行っているんだと思うのですが、自分でも不思議なほどに5円玉が動くので、是非、読者のみなさんも実験してみて下さい。
実は、この後にもう一つの実験があって、周囲の人が5円玉を回している人に向かって『止まれ!止まれ!』と強く思うと、5円玉はその動きを止めてしまいます。「え~!?」ってなるんですけども、私たちの心は、周囲にある心とWi-Fiでつながっているような状態で、常に影響しあっているんですね。
周りからの応援を受けて活躍するスーパースターも、この原理で生み出されてきたのかもしれませんね。人の想いが持つパワーに触れた時間でもありました。



