

あべのタスカル(大阪市立阿倍野防災センター)
10月27日(火)のよのなか学では、あべのタスカル(大阪市立阿倍野防災センター)に行ってきました。
同センターは、日本にとって最も脅威となる自然災害・地震について学び、防災知識を身につけるための施設です。今回は事前に申し込んだ30分の見学コースの中で、防災について学びました。


地震は誰にも予測できない
1995年の「阪神淡路大震災」、2011年の「東日本大震災」という2つの大きな地震を経験した私たち。そして、30年以内に来るといわれてる「南海トラフ巨大地震」に向けて備えを整えているはずの私たちですが、なかなか現実感が持てないのが実際です。
同センターには、専用のシアタールームや、発災後の家庭内の荷物が散乱した状態の居室や瓦礫の街が再現されたジオラマ空間があり、その中で、どんな行動をすればよいか?津波が来るとして、何メートルの高さまで避難すればよいか?そういった臨場感のある学びが体験できました。


もう一つのねらいは社会行動
『よのなか探訪』の狙いは、単に施設等を見学するだけではありません。待ち合わせ時間に指定の場所に集合すること、遅れてきた時の謝罪の仕方、駅や電車内など公共スペースでのおしゃべりの音量や立ち居振る舞いなどについて考える貴重な機会です。
帰りの地下鉄の車内での出来事。杖をついたおじいさんが電車に乗ってこられました。すると、近くに座っていた男性が席を譲ろうとします。おじいさんは「次の駅で降りるから…」と遠慮気味でしたが、その男性の優しさに触れたことが嬉しかったのか、ニコニコとお礼を言いながら席に着きました。
すぐそばでこのシーンを見ていたアステージカレッジのメンバーたちには、このシーンがどんな風に伝わったのでしょうか?
ただ譲ればいいのではなく、相手のことを想う気持ちが必要で、しかも恩着せがましくなるようなシーンですから、その辺りは、さり気なく伝える必要がありますよね。

認識が変わると見えてくる世界
アステージカレッジに戻ると、それぞれが振り返りをまとめて発表します。
防災の大切さについて話す人。公共の場での立ち居振る舞いについて触れる人など、受け止め方は様々でした。
電車のやエレベーターでの乗り降りの場面、駅の自動改札で向こうとこっちが鉢合わせになりそうなシーン。
「お互いが少し譲り合えばいいのに、自分のことしか見えていない。」
そんな感想や気づきが生まれました。
災害が起きて、実際の避難活動が始まったとき、この「お互いを譲り合う心」や、それを持てる心の余裕が必要になります。
物理的な災害対策ももちろん必要です。もう一つの心理的な準備も大切になると学んだアステージメンバでした。

