
スーパーでの買い物から始まる地球の話
今回、お話をいただいたのは堀西香織さん(GOOD EARTH貿易合同会社)です。
堀西さんは初めてアルバイトをしたのが地元のスーパーで、そこから17年間、結婚や出産を間に挟みながら、スーパーでのレジ打ちとして働いて来られたそうです。
転機となったのは兵庫県・姫路市にあるヤマダスーパーの取組みを知ったことにありました。
スーパーマーケットが年末年始の次に忙しいとされる2月。その節分の翌日には売れ残った沢山の恵方巻が産業廃棄物として捨てられていました。
この大量生産・大量廃棄の問題に対して同社が取組みを改め、昨年度実績に基づく生産と廃棄処理の減少に取組んだというニュースを聞いて、堀西さんは直接現地に出向いたそうです。

自分はスーパーで食品廃棄を繰り返している
自分の中で感じ始めた食品廃棄への違和感。とあるワークショップで現在の堀西さんの活動でもあるGOOD EARTH代表・藤原さんと出会います。
そこで色々な話を聞き、一枚のバングラディシュの子供たちの食事の写真を見ました。その写真には、お皿の上には白いご飯と、ひとかけらの野菜とおかずが映っています。これが一日の食事だという事を知って、仕事とはいえ、食品を棄てている自分と、食べるものが無くて飢える人とのギャップを体感しました。

バングラディッシュで見た光景
数年後、堀西さんはバングラディッシュにいました。
直接、現地に行ってしまうあたりが堀西さんらしさなのかもしれません(笑)
現地の貧民街で見て感じたリアル。水道からは茶色い水が流れ、人々の暮らしは、日本では想像できないものでした。それでも「日本人が来た!」と、ただそれだけの理由で歓迎してくれる人たちに触れて、堀西さんは現在の仕事に携わる事になっていきます。

正しさだけではなく、その背景を想うチカラ
堀西さんの体験談でもあるのですが、地球環境などの問題にふれていくと、ついつい善悪の判断ばかりになる時期があるそうです。
「あの洗剤は化学薬品が入っている。」
「あの食品はオーガニックだから・・・。」
ついついその様な思考に囚われて、ある意味で思考停止になってしまうのも人なのかもしれませんね。

モノがつくられる背景を、しっかり伝えたい。
縫製技能が発達し、人件費の安いバングラディッシュで作られた洋服が海を渡って日本で手ごろな価格の商品として売られている。
もっと売り上げを上げようとしたバングラディッシュのあるビルでは、大量のミシンの振動が原因となり、ビルが倒壊。1,000人以上の人が生き埋めになっている。
誰が正しい?の話ではなく、全てのモノが作られるその背景には色々な国や地域の人々が関わっている。ふと立ち止まってそれを考えることの大切さを堀西さんから学びました。


