「家族の生活リズムが乱れていて、昼夜逆転の生活が直らない」
「部屋に閉じこもりがちで、親としてどう声をかけたらいいのか分からない」
大人の発達障害や精神障害、生きづらさを抱えるご家族を見守る中で、このような悩みを抱えている方は少なくありません。「このままで大丈夫なのだろうか」と、焦りや不安で胸がいっぱいになってしまいますよね。
本人を責めたくはないけれど、かといって何も言わずに放置するのも不安。
そんな時、ご家族だけで問題を抱え込まず、程よい距離感でサポートするためのヒントを、大阪市城東区の自立訓練事業所「アステージカレッジ」の視点からお話しします。

1. 生活リズムの乱れは「怠け」ではなく「充電」の時期
ご家族が一日中部屋で過ごしていたり、朝起きられなかったりすると、周囲からは止まっているように見えるかもしれません。しかし、本人の頭の中は「どうして自分はみんなと同じようにできないんだろう」と、たくさんの不安や迷いでモジャモジャに絡まっています。
動けないのは怠けているからではなく、心と体のエネルギーが切れてしまい、必死に自分を守ろうとしている「充電」の状態です。
まずは「早く規則正しい生活に戻すこと」を目標にするのではなく、「いまは次に進むための大切な準備期間なんだね」と、その状態を否定せず、そのまま受け止めてあげることが何よりの安心感に繋がります。
2. ご家族が家の中でできる「3つのアプローチ」
ご本人のエネルギーが少しずつ回復してくるのを待つ間、ご家族が無理なくできる環境づくりをご紹介します。
- アプローチ①:生活リズムのことで「本人を責めない」
「いつまで寝ているの」「早く起きなさい」といった言葉は、本人が一番分かっているからこそ、強いプレッシャーになってしまいます。あえて生活リズムの話題には触れず、普通の日常会話(「今日のご飯は何が良い?」など)を心がけてみてください。 - アプローチ②:家族自身が自分の生活を楽しむ
ご家族が「本人のために」と付きっきりで悩んでしまうと、家全体の空気が重くなってしまいます。親御様や支援者の方が、自分の趣味を楽しんだり、外でリフレッシュしたりして、家の中に「明るく風通しの良い空気」を入れることが大切です。 - アプローチ③:家族だけで抱え込まず、外部の専門家に相談する
家族という密室の中だけで解決しようとすると、どうしてもお互いに感情的になり、選択肢が見えなくなってしまいます。まずは、福祉サービスや相談機関などの「外部の目」を頼ってみてください。
3. まずはご家族だけで「モジャトーク」してみませんか?
アステージカレッジでは、ご本人がまだ「外に出られない」「人と話す元気がない」という段階であっても、ご家族や支援者の方だけで行う無料相談(モジャトーク)をお受けしています。
「親としてどう声をかけてあげればいいか分からない」
「自立訓練(生活訓練)を利用すると、どんな風に生活リズムが整っていくの?」
そのような疑問や不安を、ただ誰かに話すだけでも、頭のモジャモジャが少しずつほどけていくはずです。
家族の不安を、安心に変えるお手伝いをします
アステージカレッジが大切にしているのは、「評価より、対話」です。ご家族がこれまでどれだけ悩み、本人のために工夫してこられたか、その歩みを私たちは決して否定しません。
大阪市城東区関目(京阪本線「関目駅」など3駅からアクセス良好、旭区や鶴見区からも通いやすい場所です)にある私たちの事業所では、ご家族向けの相談窓口を開いています。
福祉サービスを利用するための「受給者証」の手続きや費用についても、丁寧にご説明します。どんな小さなお悩みでも構いません。まずは、お茶を飲むようなリラックスした雰囲気でお話を聞かせてください。

