「もう少し元気になったら」
「人と話せるようになってから」
「自信がついてから」
「働ける状態になってから」
そう考えることは、決しておかしなことではありません。
しんどいときには、まず休むことも必要です。
でも私は、すべてが整うまで、社会との関わりを待たなくてもいいと思っています。
むしろ、人と出会ったり、外へ出たり、誰かと一緒に何かをしたり。
そんな小さな社会とのつながりの中で、少しずつ元気を取り戻していくこともあるからです。
ASTAGEの中だけで完結させない
ASTAGEには、本当にいろいろな人が来てくださいます。
経営者、働いている人、地域で活動している人。
ゲストスピーカーとして人生や仕事について話していただくこともあれば、私たちが会社や地域へ出ていくこともあります。
なぜ、そこまで外の人や社会との接点をつくるのか。
それは、社会で生きていく力は、社会との関わりの中で育っていくと考えているからです。

人との出会いが、自分を動かすことがある
人は、一人で考えているだけでは、なかなか変わらないことがあります。
でも、誰かの話を聞いて、
「この人も、こんな経験をしてきたんだ」
と知る。
自分にはなかった考え方に触れる。
何気ない一言をかけてもらう。
自分の話を聞いてもらう。
一緒に笑う。
そんな経験が、少しずつ自分の中に積み重なっていきます。
その場では何も感じていないように見えても、ずっとあとになって、
「あのとき聞いた話は、このことだったのか」
とつながることもあります。
人との出会いには、そういう力があると思っています。
だからASTAGEでは、社会との接点をできるだけたくさんつくりたいのです。
「社会に出る」は、就職だけじゃない
「社会に出る」と聞くと、就職することを思い浮かべる人も多いと思います。
でも、私はそれだけではないと思っています。
地域へ出かける。
会社を訪ねる。
初めて会う人に挨拶する。
誰かの仕事を実際に体験してみる。
いろいろな世代や仕事の人と同じ時間を過ごす。
そして、自分も誰かの役に立つ。
それも全部、社会の一員として生きることです。

ASTAGEのモットーは、
「社会に学ぶ、社会の中で学ぶ、社会の一員として学ぶ」
です。
元気になったら社会へ。
自信がついたら人と関わる。
準備ができたら外へ出る。
それも一つの順番かもしれません。
でも、順番はそれだけではない。
人と関わるから、少し元気になる。
外へ出るから、新しい自分に気づく。
誰かに必要とされるから、自信が生まれる。
そんな順番があってもいいと思うのです。
だから、
「元気になってから」じゃなくていい。
まだ自信がなくても、うまく話せなくても、できないことがあってもいい。
そのままの自分で少しずつ社会とつながりながら、明日の自分を創っていく。
ASTAGEは、そんな場所でありたいと思っています。

